こんにちは!株式会社バーグハンバーグバーグのギャラクシーです(上の写真で言うと右下です)。
突然ですが、今から10年前…2006年の2月9日といえば何の日かご存知でしょうか?
そう、プレイステーション2用ホラーゲーム「SIREN2」が発売された日ですよね!
※SIREN2とは
2006年2月9日にプレイステーション2用として発売されたホラーゲーム。
「怖すぎる」という理由でCMが放送中止になった「SIREN」の続編となる作品であり、謎多きストーリーと、難易度の高いゲーム性で注目された。現在でもカルト的な人気を誇る名作。
というわけで先日、10周年を記念してニコ生で放送された「【SCE公式】『SIREN2』10周年生放送」 に、弊社から社長のシモダとギャラクシーが出演しました。
一体なぜ、SIRENシリーズとは何の関わりもない我々が出演できたのか?
その説明には長い長い時間が必要なのですが…この場にて詳細にご説明申し上げますと、
以上です。
現在はバーグハンバーグバーグで社員として働いている僕ですが、実は入社の経緯がかなり特殊です。
僕がニコニコ動画に投稿していたSIRENシリーズの実況プレイ動画を、社長のシモダが気に入って、「バーグで一緒に働きませんか?」とスカウトしてくれたのです。
つまり僕の場合、SIRENのおかげで人生が激変したわけです。
います?そんな人? SIREN採用された人って僕の他にいますか? SIREN採用した社長って聞いたことあります?
それくらい僕らはSIRENを愛しているのです。
そんなわけで、ファン代表として出演することが決まってから数週間、あれよあれよという間に時は過ぎ、いよいよ放送当日。
天下の大企業ソニー・コンピュータエンタテインメント様から呼び出され、控室で緊張する我々の前に、巨大なメイクボックスを抱えた女性が現れました。
「準備よろしければメイクしていきますねー」
めっ、メイクぅ~~~!? さすが大企業様や~! 僕のような者にまでメイクの人をつけてくれるなんて! まるで芸能人になった気分!!
キレイになりすぎちゃってファンクラブとかできたらどうしよう…?
「ほうほう、最初に下地のファンデーションを塗って……なんか薄っすら青っぽいファンデーションですね~ハハハ」
ってこういうことか~い! メイクってこれか~い!!
な~んて、実際は出演が決まった際にこちらから「屍人になりたい!」「闇人のメイクしてください!」と頼み込んだんですけどね!
※屍人・闇人=SIRENシリーズに登場する敵キャラクター
上の写真でわかる通り、結果的には僕が警官屍人のメイクをしたわけですが、実を言うと、最初はシモダが警官屍人になるはずだったのです。しかし警官の衣装をシモダが着てみたところ、
100%健康なハッピーポリスメンという雰囲気になってしまい、まったく怖くなかったため、僕が警官屍人を、そしてシモダは闇人のメイクをすることになったのでした。
ではせっかくなので、健康なベンチャー社長が、徐々に闇人に変遷していく様をご覧ください。
こちらがデフォルトのシモダです。苦手な食べものはピータンだそうです。
屍人の時は下地が青でしたが、闇人は緑を塗るんだそう。
毎日見ている顔が緑色になっていくなんて、すでにちょっと恐ろしいです。
本当の闇人になっちゃったらどうしよう……。
バカ殿になりました。
ヒトが闇人になるためには、途中で一旦バカ殿を挟む必要があるようです。
おぉ、血管を描き込むことでちょっとずつ怖くなってきました!
ちなみにメイクしてくれてるのはSIRENシリーズのデザイナー・高橋さんです。ゲームの撮影時にもこの方がメイクの指示をしていたということで、つまりこのメイクは公式であり本物ということです。
うわあああ! 怖い怖い怖い怖い!!!!
メイクが進むにつれ、どんどんヒトとしての姿が失われ、闇人に近づいてきました!!!!!
やばいって!!! これこのまま続けたらやばいってーーー!!!!!!!!
アホの尼さんになりました。
しかし最後に闇人特有の黒い布をグルグルに巻くと……
完全に闇人だーーーーー!!!
これゲームの中にいたわー! 何回も射殺されたわーーー!!!!!!
「早く死んでくださぁ~い……」って言われながら追いかけ回されたわーー!!!
指を上手に使って、サンドイッチを頬張る闇人。
闇人の好物はカツサンドだということが判明した瞬間です(レタスのサンドイッチは残していました)。
本番前の緊張をほぐすため、喫煙所で一服する闇人。
屍人(左:ギャラクシー)と闇人(右:シモダ)。
本物のメイクをしてもらうというのは、SIRENファンにとってこれ以上ない喜びだったため、キャッキャ言いながら写真を撮りまくっていると……
いつのまにか本番の時間になっていました。
オープニングはこの御三方。
左から佐藤直子さん、外山圭一郎さん、北尾泰大さん。
一応説明しておくと、
・佐藤直子さん(SIRENシリーズの脚本家)
=難解なストーリーを作ることが得意。僕が精巣摘出した記事を読んでお守りを買ってきてくれました。優しい!
・外山圭一郎さん(SIRENシリーズの監督)
=サイレントヒル1や、グラビティデイズの監督もこの人。ほんとに天才。
・北尾泰大さん(宣伝担当)
=Tシャツがでかい。
SIRENファンなら両親の次に尊敬すべき人々です。
ああ、憧れのあの人が目の前に……などと感動している場合ではありません。オープニングが終わるとすぐに我々の出番です。
「では最初のゲストをお呼びしましょう! 株式会社バーグハンバーグバーグから、社長のシモダテツヤさんと、ギャラクシーさんです!」
「どうもー、よろしくお願いします!」
元気よくご挨拶する屍人と闇人。さあ、視聴者の反応は……?
わかります。ヒトですらないんですから。「誰?」というか、「何?」ですよね。
そうですよね、この顔色で社長って言われてもね。
そんな感じで、SIRENシリーズのファンの皆様に温かく迎え入れてもらった我々。
ファン代表としてゲームに関する様々な質問を、スタッフの皆さんにぶつけてみました。
中にはSIREN2における最大の謎に切り込む質問も……!
そこそこウケました。
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、我々の出番は終了。
あとで聞いたのですが、この放送、なんと視聴者が3万人以上もいたそうです(タイムシフト試聴を入れると4万8千人!)。10年の歳月を経て、なお衰えぬ人気を持つSIREN2が、いかに名作だったか伺い知れようというものですね。
出演前は「自分たちみたいな者がファン代表なんて、視聴者のみなさんに嫌われるんじゃないか」と心配していたんですが、
概ね好評だったようでホッと胸を撫で下ろしました。
はぁ~、緊張したけど、めちゃめちゃ楽しかったぁ~! おつかれさまでしたー!
打ち上げでは出演された役者の皆さんも含めて、SIREN愛に満ち満ちたトークが展開されました。
須田恭也役の篠田光亮さんも、木船郁子役の柳沢ななさんも、沖田宏役の笠兼三さんも、ホント心からSIRENが好き!って感じで、ファンとしてすごく嬉しかったです。
そして深夜にまで及んだ打ち上げの後半、プロデューサーの池田さん(左側、エンジの服を着た女性)が、
「こんなに……10年経っても愛されるゲームになるなんてねぇ。あの時は苦労したけど、本当に良かったわ……」
と目に涙をためながら語ってくれた姿を、僕は一生忘れないと思います。
その隣で、鼻に指を入れたまま爆睡してた外山監督の姿も、一生忘れません。
20周年記年や、30周年記念があるなら、またぜひ出演したい……
だって僕らは、
おしまい。